小説

#2 藍ある雫は嵐のよう

# 「遅い!!!!私がどれだけ待ったと思ってるの!!」 校門に近づいた俺たちに鬼の形相で怒鳴ってきたのは藍川 繭(あいかわ まゆ)。いわゆる幼馴染ってやつです。性格は男勝りなスポーツウーマン。こいつにスポーツさせて負けたところはほとんど見たことない程である。 雫「おいおい。遅いって、俺達はいつも通りに登校してるぞ?」 繭「はぁ~‥‥これだから雫は‥‥問題です!今日は何の日でしょうか?」 雫「新学期 […]

#1 新学期とは浮かれるものなのか

春といえば出会いの季節。     俺たち高校生からすれば、クラス替えにより新たに知り合う学友との出会い。入学してくる新入生との出会い。新たな教師との出会い。    それ故に大半の学生はこの時期は浮足立っている。そう。俺の横にいる親友も例外ではなかった。 「雫!雫!今日からようやく3年生だな!最上級生だな!」     俺の横で無邪気にはしゃいでいるのは”奏 響也(かなで きょうや) […]